国際的な学力テストにおいて、熾烈な受験勉強が行われる日本や韓国が上位に来るのは有名ですが、近年受験勉強とはほぼ無縁なフィンランドが上位に食い込むようになり、注目を浴びています。
フィンランドの教育がなぜ優れているのか。
以下3点で迫ります。
一つは教育費が無料だということです。
フィンランドは『国民の誰もが公平な教育機会を得られるべき』という理念があり、義務教育期間はもちろん、大学を卒業するまで授業料は無料です。
全ての人が平等に教育を受けられる環境が国を挙げて整備されています。
二つ目は教師は高度な専門家であることです。
フィンランオでは教師は独立した教育の専門家として位置付けられています。
他国と比べ教育計画が自由であり、授業のやり方も自身で決めることができます。
また、教員養成コースの入学試験が難しく競争率も高いため、教師になれる人は才能と意欲がある人のみです。
三つ目は学校内の特別授業です。
子供にはそれぞれ個性があって周りより早く学ぶ子供がいれば、ゆっくりと学ぶ子供もいます。
周りと比べてゆっくりと学ぶ子供には専門の教師が配置されます。
特別授業が必要な子供の助けとなり、教育全体の秩序を守ることにも繋がるため、他の子供達にとっても良い環境になります。
また、学校内で手厚いサポートがあるため、塾や家庭教師を雇う必要がありません。
フィンランド教育を参考に、教育を発展させることが日本の急務かもしれません。